櫻の木の下

aiko( 柳井愛子 ) 櫻の木の下歌詞
1.愛の病

作詞:aiko
作曲:aiko
編曲:島田昌典

あなたを好きで心底愛して
こんなに切ないものなんだって
聲を殺して泣きました
この出逢いであたしの體が
變わってゆくものなんだって
照れくさくて微笑みました
明日あなたがいなくなって
あさって心變わりして
いつか嫌いになられたら...
あたしのこの余計な
考えを今すぐとっぱらってよ
もう離しはしないと
約束しなくてもいいから
不安で眠れない夜
鄰にいて下さい
今夜そうして下さい

永遠に治らない愛の病が
淚と孤獨と幸せ運びあたしを
大人にさせました
その世界が污れた物でも
あなたの笑顏さえあれば
なんだってやってゆける
氣がするから
「明日あなたがいなくなって
あさって心變わりして
いつか嫌いになられたら?」
あたしの今言った言葉が
間違っていたとしたら
あたしの今思う事が
正しかったとしたら
その都度あなたにはすぐに
叱っていてほしい
すぐに抱きしめてほしい

あたしのこの余計な
考えを今すぐとっぱらってよ
もう離しはしないと約束
しなくてもいいから
不安で眠れない夜
鄰にいてください
今夜そうして下さい
あなたを好きで心底愛して
こんなに切ないものなんだって
聲を殺して泣きました


2.お薬

作詞:aiko
作曲:aiko
編曲:島田昌典

ひどく痛い朝でした
あたしは今からあなたの家に忘れ物を取りに行く
只それだけ 只それだけ
あとひとつ駅を通ったら窓から少しだけ見える屋根も
今日だけは汚れて見える
只それだけ 只それだけ

あたしがした後ろめたい事に涙も出ない

時間がお薬
ゆっくりと静かにあなたが落とした
痛みを解いていったけどもう二度とあたしの方 向いてくれない
新しい誰かに向かって...

何かが終わってしまえば何かが今始まるし
あたしには友達もついてるし
只今だけ そう今だけ
雨降ってもいつか止むし流した涙乾くし
弱気で臆病なあたしにも
月は沈み夜明けが来るから

あたしがした後ろめたい事は忘れちゃいけない

時間がお薬
忘れ物の様に落ちていた恋
日常の中で息づいてたあなたとの日々もなくなるから
あたしも明日に向かって...

カゴの中で仕方なく生きてる訳じゃない

時間がお薬
忘れ物の様に落ちていた恋
日常の中で息づいてたあなたとの日々もなくなるから
あたしも明日に向かって...


3.二人の形

作詞:aiko
作曲:aiko
編曲:島田昌典

ハンカチ1つ渇かないそんな心の中じゃ
見つかる物も見つかんないわ 少し暖めて下さい
あなたののどを流れる息にあたしの前髪が揺れる
季節変わっても時が経ってもあなたのそばにいたい

あなたにはあたししかいないなんて
そんな事は到底言えないけれど
今のあたしにはあなたしかいらない
見えない気持ちを信じて言える
あったかい夏の始まりそうなこの木の下で結ぼう

愛する事も抱きしめる事も本当不器用で
ずっと傷ついて 失って ここまでやってきたのね
両手にあまる程たくさんの恋をしたってそれは
決して誇れる事じゃなくて悲しんでゆく事なのね

あなたにはあたししかいないなんて
そんな事は到底言えないけれど
今のあたしにはあなたしかいらない
見えない気持ちを信じて言える
雨が降ったらはぐれないように指の間握ろう

たとえ夜明けがない雲も切れない
そんな空の下でも
手を引くあたしに笑ってついてきてくれるそれが2人の形

あなたにはあたししかいないなんて
そんな事は到底言えないけれど
今のあたしにはあなたしかいらない
見えない気持ちを信じて言える
あったかい夏の始まりそうなこの木の下で結ぼう
手を引くあたしに笑ってついてきてくれるそれが2人の形


4.悪口

作詞:aiko
作曲:aiko
編曲:島田昌典

押し込めた気持ちを我慢していた気持ちを
吐き出すかの様にあたし突然泣き出した
小さなこの部屋は息が続かなくなるの
後ろ振り返る後ずさり ねぇ どうしよう...

あたしの泣き言好き?
うれしい話気に入らない?
悪口はもっと好きみたいね
そんなあなたをあたしは嫌い

前歯を無くした兎は耳も背中もうなだれて
青く茂る広い草原を走る力もなく死んでゆく
しっぽを無くしたあたしは前に進む為にここにいる
だからもう少し笑ってないでたまにきつく叱ってみせて

毎日きゅうくつで困ってしまったら
優しく手を差し伸べてくれる友達
「私はあなたのこと、何でも解るのよ。だからいつでも言ってね。」
なんて嘘つき

夜の長電話好き?
つなぎとめるもの必要なの?
でもそんな事ばっか言ってる
意固地な自分が嫌い

両ひげ切られた親猫 右も左も見えなくて
愛する元へと行けずにひとり泣くこともなく立ちすくむ
猫背を治したあたしは上を向く為にここにいる
だからもう少し笑ってないでたまにきつく叱ってみせて


5.傷跡

作詞:aiko
作曲:aiko
編曲:島田昌典

いじわるはしないで
あなたの側にいる事が何よりも重要なあたしに
少し抱きしめてみて
もしかしたら思い切って伝えられるかもしれないから だから

あなたに落書いた嘘の言葉が肌色によく光る「嫌い」

何度も振り回されて怒って傷ついて
でもあたしちょっとだけ
ひっかいてひっかいて消えない後残す口元ゆるんだ
「うん。幸せかも...」

いたずらは許して
あなたに構われるが為にここに来てるようなあたしを
もっと見つめていて
あたしきっと上手になって 香りある女になるから だから

街灯の光があなたを射して思わず吐息が出た「綺麗」

あなたの甘えたその手をはらって気付かれて
そうあたし思い切って
ひっぱってひっぱって目開けて背伸びで口元奪った
「うん。幸せかも...」

あなたに落書いた嘘の言葉が肌色によく光る「嫌い」

何度も振り回されて怒って傷ついて
でもあたしちょっとだけ
ひっかいてひっかいて消えない後残す口元ゆるんだ
「うん。幸せかも...」

あなたの甘えたその手をはらって気付かれて
そうあたし思い切って
ひっぱってひっぱって目開けて背伸びで口元奪った
「うん。幸せかも...」


6.Power of Love

作詞:aiko
作曲:aiko
編曲:島田昌典

このまま一緒にいようよ
ずっと二人で一緒にいよう
あたしのパワー全てあげるわ
誰にも負けないパワーを あなたに

これからあたしたち恋に堕ちて
これからあたしたちベットで朝にオハヨウ
ペンキで真っ赤に塗ったみたいなハートいつまでも消えないの
あの空の下で逢おうよ 二人の愛は永遠よ
あなたとなら大丈夫

寂しくなった時電話するわ
悲しくなった時 あなたの前で泣きベソ
嬉しくなった時 いちばんに自慢するの
楽しい時は勿論あなたと一緒ね

このまま一緒にいようよ
ずっと二人で一緒にいよう
あなたの気持ち解っているわ
聞かなくたってそんなの承知よ

初めて会った時ピンときたの
あなたに会った時「これだ。」って そう思ったの
海をハサミで切ってLove Letter 書こうかな
今一番の恋人 世界中の二人なんて
あたしたちに敵う人はきっといないね

あなたといるとね “はじめて”多くて
体の中から “ワクワク”生まれるの
「きっと出来るよ!」って背中叩かれたら
超能力だって間違いなしね

このまま一緒にいようよ
ずっと二人で一緒にいよう
あなたが好き 好き 好き 大好き
Power全開

このまま一緒にいようよ
ずっと二人で一緒にいよう
あたしのパワー全てあげるわ
誰にも負けないパワーを あなたに


7.恋愛ジャンキー

作詞:aiko
作曲:aiko
編曲:島田昌典

サンキューソーマッチ
今日もひたすら涙に溺れる
恋には 「シスター!話を聞いて」

アイラブチャーリー
あなたは心の扉破ってあたしの欲望掴む
でもたまにはお礼も言いたくなるよ
崖っぷちのピンチのピンチかわす力はあなたがくれた

気持ち悪いわ酔いしれて
眠れないのよ うれしくて
失倒しそうよあなたがいて
いつもそう あたしは恋愛ジャンキー

サンキュートゥマッチ!
ロマンチックな真夜中はそうよ最後に
いつも悲劇がいる

アイラブチェーリー
あなたの掌の上放し飼いされてるなんて寂しい...。
でも仕方がない事たくさんあるよ
あたし好きなもんは好きだし強引に諦める術も知らない

気持ち悪いからすぐに来て
眠れないから抱きしめて
失倒しそうよ早くして
みんなそうあたしも妄想ジャンキー

でもたまにはお礼も言いたくなるよ
崖っぷちのピンチのピンチかわす力はあなたがくれた

気持ち悪いわ酔いしれて
眠れないのよ うれしくて
失倒しそうよあなたがいて
いつもそう あたしは恋愛ジャンキー


8.カブトムシ

作詞:aiko
作曲:aiko
編曲:島田昌典

惱んでる體が熱くて
指先は凍える程冷たい
「どうした はやく言ってしまえ」
そう 言われてもあたしは弱い
あなたが死んでしまって
あたしもどんどん年老いて
想像つかないくらいよ
そう 今が何より大切で...

スピード落としたメリーゴーランド
白馬のたてがみが搖れる

少し背の高いあなたの耳によせたおでこ
甘い匈いに誘われたあたしはかぶとむし
流れ星ながれる苦しうれし胸の痛み
生涯忘れることはないでしょう
生涯忘れることはないでしょう

鼻先をくすぐる春
リンと立つのは空の青い夏
袖を風が過ぎるのは秋中そう
氣が付けば真橫を通る冬
強い悲しいこと全部
心に殘ってしまうとしたら
それもあなたと過ごしたしるし
そう 幸せに思えるだろう

息を止めて見つめる先には
長いまつげが搖れてる

少しくせのあるあなたの聲 耳を傾け
深いやすらぎ醉いしれるあたしはかぶとむし
琥珀の弓張月 息切れすら覺える鼓動
生涯忘れることはないでしょう
生涯忘れることはないでしょう


9.花火

作詞:aiko
作曲:aiko
編曲:島田昌典

眠りにつくかつかないか
シーツの中の瞬間はいつも
あなたの事考えてて
夢は夢で目が覺めるとひどく悲しいものです
花火は今日もあがらない
胸ん中で何度も誓ってきた言葉がうわっと飛んでく
「1mmだって忘れない」と...
もやがかかった影のある形ないものに全て
あずけることは出來ない

三角の目をした羽ある天使が戀のしらせを聞いて
右腕に止まって目くばせをして
「疲れてるんならやめれば?」
夏の星座にぶらさがって上から花火を見下ろして
こんなに好きなんです 仕方ないんです
夏の星座にぶらさがって上から花火を見下ろして
淚を落として火を消した

そろったつま先 くずれた砂山
かじったリンゴの跡に
殘るものは思い出のかけら
少しつめたい風が足もとを通る頃は
笑い聲たくさんあげたい
三角の耳した羽ある天使は戀のため息きいて
目を丸くしたあたしを指さし
「ー度や二度は轉んでみれば」
夏の星座にぶらさがって上から花火を見下ろして
たしかに好きなんです もどれないんです
夏の星座にぶらさがって上から花火を見下ろして
最後の殘り火に手をふった

赤や綠の菊の花びら
指さして思う事は
ただ1つだけ そう1つだけど
「疲れてるんならやめれば...」
花火は消えない 淚も枯れない
夏の星座にぶらさがって上から花火を見下ろして
こんなに好きなんです 仕方ないんです
夏の星座にぶらさがって上から花火を見下ろして
淚を落として
夏の星座にぶらさがって上から花火を見下ろして
たしかに好きなんです もどれないんです
夏の星座にぶらさがって上から花火を見下ろして
最後の殘り火に手をふった

夏の星座にぶらさがって


10.櫻の時

作詞:aiko
作曲:aiko
編曲:島田昌典

今まであたしがしてきたこと
間違いじゃないとは言いきれない
ケドあなたと逢えたことで
全て報われた氣がするよ
降ってくる雨が迷惑で
しかめっ面したあたしに
雨上がりの虹を教えてくれた
ありがとう
「春が來るとこの川邊は
櫻がめいっぱい笑き亂れるんだ」
あなたは言う あたしはうなずく
右手をつないで
優しくつないでまっすぐ前を見て
どんな困難だってたいした
事ナイって言えるように
ゆっくりゆっくり
時間を越えてまた違う
幸せなキスをするのがあなたであるように

今まであたしが覺えてきた
掌の言葉じゃ足りない程
伝えきれない愛しさに
齒がゆくてむなしくて苦しいよ
まぶたの上にきれいな青
薄い唇に紅をひく
色づいたあたしを無意味な物にしないで
憧れだったその背中今は肩を並べ步いている
もう少しだけ信じる力下さい
氣まぐれにじらした
藥指も慣れたその手も
あたしの心と全てを動かし摑んで話さないもの
限りない日々と
巡り巡る季節の中で
いつも微笑んでいられる2人であるように

春が終わり夏が訪れ
櫻の花びらが朽ち果てても
今日とかわらずあたしを愛して
右手をつないで優しくつないで
まっすぐ前を見て
どんな困難だってたいした
事ナイって言えるように
ゆっくりゆっくり時間を超えてまた違う
幸せなキスをするのがあなたであるように


11.桃色

作詞:aiko
作曲:aiko
編曲:島田昌典

あたしに今すぐ夢中になって
この唇全てあなたにあげるわ
そうやっていつも追い越さないでね
一緒に歩幅合わせて生きたい

思いきりかんだ爪の先は昨日塗ったマニキュアの味
あなたのその茶色の髪はあたしと同じシャンプーの匂い

あなたへのあたしの小さなたくらみは
いつも掌で裏返させられて黙ってままごと遊び
だけどねぇ おいて行かないでね

あたしに今すぐ夢中になって
この唇全てあなたにあげるわ
そうやっていつも追い越さないでね
一緒に歩幅合わせて生きたい

ぐっとくるわ もうだめだ あたし息が止まる5秒前
胸のここらへんかきむしる程強く愛してしまった
どうすればあなたが笑ってくれるかと
悩んで考えるの それこそがあたしの幸せの一粒
だからねぇ もう邪魔しないでね

声が震える少しとまどうの気持ち
愛しく思われたいが為のあたしのただの気持ち
だけどあなたの気持ちどうもあたしに負けてるわ

あたしを今すぐさらって逃げてこの体全てあなたにあげるわ
冬の寒さに桃色の汗を約束してね忘れないでね

あたしに今すぐ夢中になって
この唇全てあなたにあげるわ
そうやっていつも追い越さないでね
一緒に歩幅 一緒に歩幅 一緒に歩幅合わせて生きたい